GDOゴルフニュースが考える“読者エンゲージメント”
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GDOゴルフニュースが考える“読者エンゲージメント”

【NEWS AWARDS 2020 受賞メディアインタビュー】
LINE NEWSは、LINEアカウントメディア プラットフォーム(以下アカウントメディア)に参画するメディア(2021年3月時点で360以上)から、毎年「LINEユーザーに支持されたメディア」を発表しています。発表の場は、LINE NEWSが主催する「NEWS AWARDS」。その年を彩る「話題の人」や「記事」なども同時に表彰するニュースの祭典です。
「LINEユーザーに支持されたメディア」では、参画メディアを13部門に分け“ユーザー満足度(エンゲージメント)”をLINE独自の指標でランキング化し、最も支持を得たメディアを表彰しています。

NEWS AWARDS 2020 開催レポート【メディア部門①】
NEWS AWARDS 2020 開催レポート【メディア部門②】

2020年、「スポーツ部門」で受賞したのは「GDOゴルフニュース(以下GDO)」。授賞式後、アカウントメディアの運用を統括する糸井順子氏と、編集本部長の櫃間訓氏に2020年を振り返っていただきました。コロナ禍で軒並み大会が中止になり、取材する機会も減る中、改めて見直すようになったこととは――。

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予期していなかった2020年の大賞

2019年に続き、2020年も大賞に輝いたGDO。高いエンゲージメントが維持されてきた結果といえますが、糸井氏、櫃間氏共に驚きの声を上げます。
「今回の受賞は、2019年よりもうれしかったんです。2020年は新型コロナウイルスの影響でゴルフの大会が軒並み中止に。私たちもダイジェストの配信回数を例年より減らすという厳しい選択をしなければなりませんでした。その1年を乗り越えての受賞なので、喜びは大きかったです」(糸井氏)
「コロナ禍でさまざまな物事に関する価値観が揺らぎ、一時は、世の中におけるスポーツ情報の優先順位が明確に下がるなど、不安の多い1年でした。東京五輪が開催延期されたぐらいですから。だからこそ、2年連続で大賞を受賞できたことにはとても勇気づけられ、社内でも前年以上の感慨とともに受け止められています」(櫃間氏)

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▲ 2020年「スポーツ部門」上位5メディア。

これまでGDOで多く取り上げてきたゴルフトーナメントがほぼ開催されず、発信できる情報が減少してしまった2020年。その中でどのような記事を、どのような形で届けるか判断するため、改めて見直したものが読者とのエンゲージメントだったといいます。
「アカウントメディアに参画してから『読者エンゲージメントとはなにか?』ということと向き合うようになりました。PVや滞在時間、離脱率など、それぞれの指標を個別に追うのではなく、どのような相関関係があるのかを考えてきたのです。2020年は発信できる素材が減り、数が出せなくなったこともあり、よりいっそう、一つ一つの記事でのエンゲージメントを考える時間が増えました。取材担当と配信担当が共同で試行錯誤を進める機会になりました」(櫃間氏)

編集部が一丸となってユーザーと向き合う

試行錯誤したという事柄の一つが、発信するコンテンツの内容。コロナ禍により、世間が求める情報が変化していることを察知し、その変化に寄り添ったとのこと。
「2020年春は緊急事態宣言で社会活動が大きな変化を余儀なくされたので、当然、世の中では行政ニュースへの注目度が上がりました。『3密』とか『夜の街関連』とか。一方、ゴルフ場や練習場はオープンエアで感染拡大リスクが相対的に低いとみられるため、そうしたニュースで詳細が漏れがちでした。有名選手の動向を伝える記事が減った分、ゴルフ専門メディアとして、営業中のゴルフ関連施設の対応を県別で取材し、プレーする人向けに数多く発信しました。外出自粛の影響で人々の活動量が減り、運動への需要が高まっていたこともあってか、アカウントメディアでも相当なPVを記録しましたね」(櫃間氏)

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▲コロナ禍で多く読まれた、ゴルフ関連施設の営業状況の記事。

さらに、記事のレイアウトやテキストの長さといった編集面にもいっそう気を配るようになったのだとか。「“読みやすさ”に力を入れるようになりました。アカウントメディアは画面の横幅が狭いスマホで見ることを前提に設計されているので、PCでの閲覧を想定して配信していた、画像1枚にテキスト何百文字という記事では読みにくいんですよね。そこで、自社サイトでもアカウントメディアでも画像を増やし、スマホで読んだときに1画面の中に必ず画像とテキストが入るように配置したところ、ユーザーの完読率が上がったのです」(糸井氏)

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▲スマホでの閲覧を想定し、記事の見え方や読みやすさにも気を配る。

コンテンツの切り口だけでなく、見せ方の工夫でもユーザーの関心度は変わる。その事実は、日頃から編集部内で交わされる会話の中から見えてきたものでもあるようです。
「アカウントメディアの配信チームは、配信担当日以外もレポートを見ています。その数字を参考に『こうしたらもっと伸びたかな』『こういう工夫ができたよね』と、振り返りや意見交換をすることが日常になっているんです。記事をどうしたら読んでもらえるかという点は、常にメンバー全員で考えていますね」(糸井氏)
「2020年2月末からほぼ全社でテレワークになり、アカウントメディアのレポートをチャットツールで共有し始めたことで、配信チームだけでなく、現場取材に出ている記者を含めた編集部全員が閲覧できるようになりました。現場の記者にも配信チームの熱やユーザーの趣向が自然と伝わり、ユーザーがどんなことに関心を持ってくれるかを意識して取材に臨むことが増えたように思います。編集部全体で同じ意識を持って取り組めたことが、今回の受賞につながったのではないかと感じています」(櫃間氏)

普遍的なコンテンツが“ゴルフを世間につなぐ”

コロナ禍でユーザーニーズに向き合った結果、コンテンツの裾野を広げる判断をしたGDO。一方で、選手やキャディ、ゴルフクラブの開発者など、ゴルフにまつわる「人」にフォーカスした取材にも以前から注力してきました。櫃間氏が掲げるGDOのメディアコンセプトは“ゴルフを世間につなぐ”。ドキュメンタリータッチの記事作りには「人を描く普遍的な物語を通じて、より多くの人にゴルフに触れてもらいたい」という気持ちが込められているそう。
「一人の人間にスポットライトを当てることで話題につなげたいんです。話題になるというのは、記事を読んだ人が思わず誰かに共有したくなった結果起きる現象です。話題になるということを実現するために、まずはメディア側が熱量高く取材をして(見せ方などの)デリバリーを工夫しないといけないですよね」(櫃間氏)

さらに櫃間氏は「コロナ禍によって“スポーツニュースとはなにか?”ということも改めて考えた」と言います。「人が一日に接触できる情報量は限られていて、2020年の緊急事態宣言の発令中は、スポーツニュースの優先順位がかなり下がったと感じました。そんな中でスポーツニュースの意味を考えたのです。試合の結果やプレーの内容など“今日を生きるため”ではない情報が、それでも不要にならないのは、予想の付かないドラマがそこにあり、つかの間、日常から離れられるからでは?“人生を生きるため”に人間には感情を突き動かされる情報が必要では?そう思い至り、私たちは本気で取り組む集団でありたいと強く思いました」
ゴルフを世間につなぐ。そして、つかの間でもユーザーが日常から離れられる瞬間を提供したい。それを実現するために、アカウントメディアをはじめとしたプラットフォームを通してさらに多くのユーザーと接点を作っていきたいと櫃間氏は締めくくりました。
「アカウントメディアでは、自分たちの力だけではリーチできないユーザーに情報を届けられ、新たな工夫や見たことのなかった世界を知ることができました。これからもゴルフのファンを増やしていけるよう、アカウントメディアの影響をたくさん受けたいですね」

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