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読者との結びつきが特徴 LINEアカウントメディアとは

「LINEアカウントメディア プラットフォーム」(以下アカウントメディア)は、月間7500万人(2020年4月現在)が利用する「LINE NEWS」が、パートナーメディアに提供しているニュース配信プログラムの一つです。参画したメディアは、独自の視点で厳選した記事を、LINE公式アカウントを通じて友だち(読者)にプッシュ配信できます。
アカウントメディアは2015年12月にスタート。2020年8月現在、360以上のメディア(LINE MOOKおよび自社媒体含む)が利用し、約4年半で累計友だち登録者数が2億人を突破(2020年5月末時点)しました。現在も拡大を続ける同プログラムについて、ここでは、その成り立ちと主な特徴をご紹介します。

LINE公式アカウントを通じた配信の定着

アカウントメディアの母体となるLINE NEWSは、2013年7月に産声を上げました。以来7年余り、堅調に規模を拡大してきましたが、その過程でいくつかの象徴的な施策を導入してきました。中でも、2014年4月にLINE NEWS公式アカウントを通じてニュースを届ける「LINE NEWS DIGEST」を導入したことは、2017年のニュースタブ導入と並んで大きな分岐点になりました。

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▲今日の話題がまとめて読める「LINE NEWS DIGEST」(左)。右はLINEアプリ内のニュースタブ。

このLINE NEWS DIGESTは、

① ユーザーが日常的に利用するLINEアプリで(他のアプリやブラウザを立 ち上げることなく)ニュースを受け取り、読むことができる
② 画像とシンプルな記事タイトルで、LINE NEWS編集部が厳選した「今日のニュース」を視覚的に、短時間で簡単に把握できる
③ 1日3回配信(号外配信もあり)。1回につき8本の記事で構成される

といった特徴を持っています。とりわけタイムリーかつ手軽にニュースを取得できる点がユーザーに支持され、情報収集に積極的な層だけでなく、日常的にニュースに触れていなかった層にも利用が拡大・定着(2020年9月時点で友だち数3000万人超)していきました。

多様な読者のニーズをカバーする

一方で、マス情報に比重を置いたLINE NEWS DIGESTには、ユーザーの多様なニーズまではカバーしきれない側面もあります。そこで誕生したのがアカウントメディアでした。メディアにLINE公式アカウントを開放し、LINE NEWS DIGESTの運用ノウハウとニュース配信機能を提供。全国紙や地方紙の他、ファッション誌、ライフスタイル誌、ビジネス誌、人気Webサイトなど、幅広い分野のメディアに利用していただくことで、ユーザーに対し、ニュースジャンルの多様な選択肢が提供できるようになりました。

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メディア独自の視点で配信できる

アカウントメディアのスタート時、インターネット上のニュースの大半は記事単独でSNSやポータルサイトで消費されており、記事を作成したメディア名を読者が意識する機会は少なくなっていました。こうした実情を踏まえ、アカウントメディアでは、メディアの「ブランド回帰」も狙いの一つにしています。多様なニュースを扱うLINE NEWSにおいて、個々のメディアが持つ独自の視点や編集指針もまた、ユーザーに提供すべき価値であると考えています。
参画メディア一覧

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2017年7月には、アカウントメディアの参画媒体に、ニュースタブ(LINEアプリ内の主要タブ)での編成権を付与する取組みも始めました。「オープンキャスト」と名付けたこの施策は、ニュースタブの一部エリアを媒体に開放し、独自目線で記事を掲出できるようにしたものです。アカウントを通じた定時配信にとどまらず、より能動的にメディアの“色”を打ち出せる機会の創出が狙いでした。

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▲2本セットのカードを左にスクロールすると、最大5メディアの記事が表示される。

女性ユーザーが多く、エンゲージメントが高い

アカウントメディアの特徴の一つに、女性ユーザーの多さが挙げられます。全体をみると、配信を受け取るユーザーの7割以上が女性で、うち2割超が20代。メディアによっては接触しづらかった属性にもニュースを届けることができています。
また、ニュース配信プラットフォームとして各種SNSと比べたときに、ユーザーとの結び付き(エンゲージメント)が高いことも特徴です*。一般的なSNSでは特定の記事がアカウントのフォロワー数を超えて拡散することがある一方、タイムラインを流れていってしまう記事も多く、1人あたりの再訪率などは比較的低いとされています。一方、アカウントメディアの場合はLINEアプリ内で直接プッシュ配信するため、1人あたりのセッション数や再訪率が高いことが分かっています。
*各アカウントにおける友だち(フォロワー)のエンゲージメントはLINEが独自の算出方法で数値化し、「メディア側の収益は?広告記事も設定できる」で後述するメディアへの収益化支援に反映しています。

参画メディアの満足度

スタート以来多くのメディアが参画しているアカウントメディア。参画メディアからはどう評価されているのでしょうか。
LINEでは2019年10月、参画メディアの担当者を対象に、アカウントメディアの満足度についてのアンケートを実施。その結果、「満足」と答えた人の割合は90.6%(「非常に満足」12.1%、「満足」48.6%、「やや満足」29.9%)でした。

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満足しているポイントについては、多い順に「メディア側に編集・編成権がある」「LINE公式アカウントからの定時配信」「ニュースタブ掲載(オープンキャスト)」と並び、「メディア自身が公式アカウントを運用し、独自のニュース配信ができる」という点が評価されていることがわかります。

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また、回答者のうち84.1%が、アカウントメディアに参画していることによる社内外の影響について「プラスになった」(「非常にプラスになった」30.8%、「プラスになった」39.3%、「ややプラスになった」14.0%)と回答。
・若手記者や営業担当のモチベーションになった
・広告クライアントから反響があった
・デジタル分野の業務への関心が高まった
・懇親会や勉強会を通じて、同業他社との交流の機会を作ることができた
・クライアントや読者から「LINEで見た」と言われることが増えた
・社内からアカウントメディアを活用できないかという問い合わせが増えた
などの声が寄せられました。

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「LINEアカウントメディア プラットフォーム」満足度調査アンケート
調査対象:「LINEアカウントメディア プラットフォーム」に参画する318メディアの担当者
有効回答数:107(調査対象318メディア中102メディア)
回答期間:2019年10月16日~23日

ユーザーの86%がニュースに触れる機会「増えた」 

また、アカウントメディアのサービス開始から約2カ月後(2016年2月)に、各メディアをフォローしている友だちに対してアンケートを実施。「各アカウントをフォローして、ニュース・記事に触れる機会は増えましたか?」という質問に対し、回答者の86%が「増えた」(「とても増えた」22%、「増えた」34%、「やや増えた」30%)と回答しました。アカウントメディアを通じてメディアと出会い、ニュース・記事との接触機会が増加したことが伺えます。

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ニュース・記事のジャンルごとの結果

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「LINEアカウントメディア」読者アンケート
調査対象:アカウントメディア34メディアをフォローしている読者
※ジャンル内訳
全国ニュース:全国紙、通信社など
芸能:スポーツ紙、週刊誌など
ビジネス:ビジネス・経済系メディア
専門:専門メディア
有効回答数:累計約2万6千
回答期間:2016年2月12日~各メディアごとに約4日間

#アカウントメディアとは

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LINE公式アカウントを通じて、ニュース記事がダイジェスト形式で届く「LINEアカウントメディア プラットフォーム」。全国紙や地方紙・ファッション誌・ビジネス誌など350以上のメディアが、独自の視点で厳選した記事を配信しています。その仕組みや注目事例などをご紹介。